宇宙とほし 下1
やっとこさ、夢と魔法の王国東京ディズニーランドについた!!!
「ねっえ~??鳴樹♪」
「あんだよ。」
鳴樹がこちらをちらりと見た。
「ま・ず・は!スプラッシュマウンテンのファストパス取ってから、ホーンテッドマンションに並んで・・・・。」
「ハ。お前何言ってんの?俺、直哉と乗るんだけど。しかも、お前と乗るなんて一言も言ってねぇし。」
ガーーーーーーーーーン!!!!(再)
「あ・・・あぅぅ・・・。」
嵯智恵があわててかけて来た。
「え?え?なーに?どうしたの???」
「鳴樹・・・・鳴樹が・・・・。」
私は泣きながら嵯智恵にしがみついた。
「え~?!私、直哉君と乗るんだけど・・・。」
嵯智恵は苦笑いしながら直哉君のほうを指差した。
「ね~vv」
嵯智恵と直哉君は声を合わせて言った。
「・・・・・・・・・・・・。」
私は鳴樹の方を向いた。鳴樹はささっと目をそらした。
「なっりっきぃっ♪」
鳴樹の腕にしがみついた。
バシィィィッッ!!
打たれた・・・・・。
早・・・。
「気安く俺に触ンじゃねぇよ。へたれ。」
う・・・。でも、もう慣れた。
「へっへん~♪」
「ッッ!!!!やめろっつんてんだろがっ!!!!!!」
かわした。もう読めた。
「その攻撃は効かないわ。残念だわ・・・。」
鳴樹は攻撃を繰り返す。でも素早くかわす。
「え・・えと・・、ファストパス取りにいこ♪・・。」
焦りながら私を引きずる嵯智恵・・・。痛・・・・・・。
そして私たちは、プーさんのハニーハントとスプラッシュマウンテンのファストパスを取った。
「おっ!そだ。俺、スペースマウンテン乗りてえ!」
直哉君が呟いた。
「あ、いいねぇ!」
嵯智恵もノッた。私も賛成した。
「鳴樹君は?良い?」
嵯智恵が質問した。
「別に・・・。」
「やたー!!!」
「お前のためじゃねぇつの・・・。」
「う・・。わかっちゅおるぅぅ??!!!」
少々焦りながら私たちはスペースマウンテンにスタンバイで乗った。
「うわー。暗ッ!!」
「私、もう慣れたよ^^」
嵯智恵と直哉君は楽しそうに話している。羨ましかった。
「あっ!コカコーラだってよ!最後コーラ飲ませろよって!(大笑)」
「えっ!?私、炭酸苦手・・。」
嵯智恵がボソリと呟いた。
「え~?私炭酸愛!」
私がにっこりとしていった。
「え!?祐子さんて炭酸愛?!俺も~!気ィ合うねぇ。」
そしてしばらく喋った。
直哉君と話していると時間が早く過ぎて、すぐに私達の順番が回ってきた。
「何名様ですか?」
「四人です。」
「では、1番2番の白い線より下がってお待ちください。」
ぞろぞろ~っと私達は動いた。
「・・・・チーム分け。」
「・・どーするよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いいけど。」
鳴樹が呟いた。
「えっ?!」
3人でハモッた。
「・・・・・えへ。ありがと。」
そして僕らは、宇宙へと旅立った・・・・。
宇宙とほし 下2へ続く・・・・